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ダイキン空気清浄機MCK70VとMC809の違いを写真で比較

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ダイキン MC809とMCK70Vについて

MC809は2007年製の空気清浄機、MCK70Vは2019年製(発売は2018年)の加湿機能付き空気清浄機です。2019年モデルのMCK70Vと2020年モデルのMCK70Wは機能とデザインが同等となっています。

ここでは空気清浄機のみについて違いを紹介します。

MC809の前面 MCK70Vの前面

写真左がMC809J7PW。右がMCK-70VJ-W。どちらもジョーシンオリジナルモデル。MC809は付属フィルターが多く、MCK70Vは弱以下の動作が標準2段階のところが3段階と細かくなっています。

2007年製 MC809J7PWからの取り換え

リビング用には2010年製のACK75L-Tを使用しています。

空気清浄機としてはMC809と加湿機能付きのACK75Lは同じです。目の粗いプレフィルターの裏側にプラズマイオン化部が付いています。その後ろ側に何の機能も無い薄いプリーツフィルターでホコリを除去しています。昔の製品は電撃ストリーマユニットがアレルゲンなどを高温で破壊していました。なので昔はアレルギー対策にはダイキンが一番でした。

その代わり、すごく汚れます!お手入れが大変な上に、イオン化線は切れやすく、何度も取り外しをしていると金属の対向極板をはめ込む部分もガタガタになりました。対向極板の接触が悪くなったり汚れて電気が流れなくなってるとユニット1のお知らせランプが点灯します。そうなると大きなホコリを取るだけの空気清浄機でアレルゲン破壊などの効果が無い状態となるので、プラズマイオン化部のお手入れはとても重要です。

MC809のプラズマイオン化部と対向極板

それが新型ではフィルターの手前で両脇になって手入れが楽になり、最新型では外側のプラズマイオン化部自体が無くなりました。

2018年からの最新型では内部のストリーマユニットから目の細かいTAFUフィルターに直接照射される仕組みです。構造が昔とは大幅に変わって手入れが楽になりましたが、アレルゲンに強い性能はフィルターなど仕組みの違いで維持されてるようです。

MC809には薄型リモコンがありましたが、MCK70Vはスマホがリモコン代わりになります。スマホでは毎日のタイマーも設定できるので、食事時は自動で風量を弱に切り換える、布団を畳む時間は強くしておくなどができるので便利です。

プレフィルターについて

前面カバーを開いて最初に通過するのがプレフィルターです。プレフィルターは大きなゴミを止める働きがあります。

MCK70VMC809のプレフィルターでは、MCK70Vのプレフィルターの方が目が細かくなっています。どちらでも表面のゴミを掃除機で吸い取ってウェットティッシュで拭き取れば綺麗になります。

MC809は吸い込み口に枠があるため、髪の毛など大きなゴミはプレフィルターではなく枠の外側に積もっていきます。枠を掃除する手間がかかりました。MCK70Vには枠がないのですべてフィルターに積もっていきます。

MC809の大きなゴミを取るプレフィルター MCK70Vの大きなゴミを取り除くプレフィルター

ストリーマユニットについて

MC809ではプレフィルターの裏側にプラズマイオン化部のユニット1が付いています。枠にはイオン化線が張り巡らされており、静電気により雑菌やアレルゲンを破壊して汚れがスス状になって目の細かいプリーツフィルターに付着していきます。

MC809のプラズマイオン化部はとても汚れるためお手入れが大変な部品となっています。電極版は着脱式になっており、浸け置き洗いができますが、何度も取り外してはめてるとガタが来て接触不良を起こしやすくなります。イオン化線もお手入れで切れてしまうことがあります。汚れや切れたりで電気が流れなくなってしまうとアレルゲンや雑菌を破壊する機能が働かなくなります。

これが比較的新しいダイキンの加湿機能付き空気清浄機では小型化されて吸い込み口の両脇に変わり、最新のダイキンの空気清浄機ではイオン化線を使うユニット1(プラズマイオン化部)に相当する部品がなくなり、ユニット2に相当する針のような形状を持つストリーマユニットのみに変わりました。

MC809のアレルゲンや菌を破壊するプラズマイオン化部と破壊された微細な汚れを吸着するプリーツフィルター MCK70Vのツインストリマーユニット

写真左はMC809のプラズマイオン化部とプリーツフィルター。右はMCK70Vのツインストリーマユニット。

MCK70Vではツインストリーマユニットとなり2016年のMCK70Tよりも2倍の能力となっています。MCK70W/MCK70V/MCK70Uがツインストリーマユニット搭載となっています。

空気清浄機のみの製品では2018年01月発売モデルのMC80UまでMC809と同じ構造です。小型の55シリーズは別設計となっています。

加湿機能付き空気清浄機は2018年01月発売モデルMCK70UからMCK70Vと同じ構造。2011年04月発売モデルのACK75LまではMC809と同じ構造になっています。2011年11月発売モデルACK70Mから2016年11月発売モデルMCK70Tまでがユニット1が小型化されて両脇に付いているタイプとなっています。

ダイキンの空気清浄機ではプラズマイオン化部のユニット1が一番汚れてお手入れがとても手間だったので、能力が下がらずにこれがなくなったのはとても嬉しい進化です。

集塵フィルターについて

MC809では薄いプリーツフィルターを1年ごとに交換する設計になっています。ストリーマでスス状になった細かい粒子がフィルターで止まらず、吹き出し口付近を黒く汚していました。アレルゲンなどは無害化されているとはいえ、お手入れの手間が多かったです。

MCK70Vでは大型のTAFUフィルターで、今のところは汚れは見えません。上部のストリーマユニットから静電フィルターに照射されているのでアレルゲンや雑菌の破壊効果は同じようです。MCK70U/MCK70V/MCK70Wで使われているTAFUフィルターは静電HEPAフィルターよりも汚れが広がりにくく静電力が落ちにくい最新式のフィルターとなっています。

TAFUフィルターの能力の低下は3年後で95%、10年後で72%とのことです。3~5年で取り換えれば十分といった感じです、汚れを吸い込みやすい場所で使用している場合は3年で交換、それ以外は5~10年での交換で良さそうです。

旧式のプラズマイオン化部+静電HEPAフィルターよりも、新式のツインストリーマユニット+TAFUフィルターの方が能力が高いそうです。

センサーがMC809はニオイと大きなホコリ用のセンサーしかありませんでしたがMCK70VではPM2.5センサーが搭載されて、大きなホコリの前の細かいホコリの分散に敏感に反応するようになりました。

大きなホコリはその場で下に落ちていくので、空気清浄機が「しずか」モードだとホコリがセンサーの前に吸い寄せられないので反応しません。ニオイセンサーで動作が強くなってからホコリセンサーが反応することが多かったです。これがPM2.5センサーでとても細かい粒子に反応するようになったことで、ニオイセンサーが反応しない場合でもホコリに対する稼働率が上がりました。

MC809の汚れたストリーマユニット1とプリーツフィルター

脱臭フィルターについて

脱臭フィルターもMC809に比べて大型で分厚くなりました。MC809でも脱臭能力に不満はなかったので効果の違いは特に分からず。MCK70Vはツインストリーマによって脱臭力はMCK70Tの2倍になっています。

ニオイセンサーはどちらもアルコール入りの薬用ローションとか料理の匂いに敏感に反応します。

MC809の脱臭フィルターと空気清浄機の吸い込み口

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