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ダイキン加湿機能付き空気清浄機MCK70VとACK75Lの違いを写真で比較

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ダイキン ACK75L-TとMCK70VJ-Wについて

ACK75L-Tは2010年製で今でもリビングで使用しています。こちらも10年になるので来年あたり取り換えたいですね。

MCK70VJ-Wは2019年製で自分のアレルギー対策にMC809から取り換えました。MC809には加湿機能が無いのでPanasonic 加熱帰化式加湿器のFE-KXD07(2008年製)を併用していました。

MCK70Vの加湿機能はFE-KXD07よりも音も消費電力も少なくて快適です。瞬発力ではスチーム式のFE-KXD07よりもだいぶ劣ります。北風が強くて寒くてカラッカラな時の加湿にはスチーム式が最強です。

FE-KXD07は加湿フィルターが水に浸る面積が大きく、ヒーターを使わないエコモードの気化式では動作音が大きかったです。除菌機能がほぼ無いので、加湿フィルターがすぐに赤カビが広がってしまうのと水トレイもヌメリやすかったです。

FE-KXD07の加湿フィルターと水トレイ

ACK75L空気清浄機を通して加湿されるので単体のスチーム式加湿器よりはお手入れの手間が少なかったので、自室も加湿機能付き空気清浄機にしました。空気清浄機の風と加湿器の風が別々だと湿度が片寄りがちになります。空気清浄機の大きな風の流れで加湿する方が部屋全体で均一になりやすいです。

ACK75L-Tのデザイン MCK70Vの前面

写真左がACK75L-T。MCKとACKは販売ルートが異なりますが同じ物です。Amzonで買ったのでACKでした。右はMCK70VJ-W。MCK70Vのジョーシンオリジナルモデルで弱以下の動作が標準2段階のところが3段階と細かくなっています。デザインが大きく異なりますが設置する幅はあまり変わらず。新型は丸みが無くなり幅が効率よく活用されています。

前面カバーの取り外しはどちらもパカッと外れますが、取り付けの難易度はかなり異なります。古いACK75Lは下と上をしっかり合わせてはめ込むのに難儀ましました。新型のMCK70Vは取り付けもパカッと楽にハマります。

ACK75L-TとMCK70VJ-Wの比較

ACK75L-Tの空気清浄機はMC809と同じ構造です。空気清浄機の比較はMC809とMCK70Vの比較をご参照ください。

ACK75Lの空気清浄機 MC809の大きなゴミを取るプレフィルター

写真左がACK75L。右がMC809。空気清浄機の構造はどちらも同じです。

ACK75L-Tの加湿器はストリーマをフィルターに照射することで、細菌の増殖を抑えます。単体の加湿器では加湿器が部屋の雑菌増殖やカビの増殖の原因になってしまうことがありますが、空気清浄機を通した加湿では加湿された空気がクリーンとなります。

ACK75L-Tでもきちんと手入れしていないとカビとヌメリの発生がありました。

ACK75LはMC809の空気清浄機に加湿機能を後付けしたような設計になっています。これがくせ者です。水タンクは空気清浄機のプレフィルターの前に差し込み、水タンクの裏側を汚れてる空気が吸い込まれていく形となります。MC809にあった下からの吸い込み口は水タンクで塞がれてしまうので空気の吸い込みは両脇だけになります。

ACK75Lの水タンクの設置場所

ACK75Lは水タンクの後ろ側がプレフィルターになっているので、水タンクにホコリや汚れが吸い付きます!加湿フィルターの水車とトレイは横から引っ張り出せますが、水タンクが水トレイに挿し込められている状態では動きません。まずは前面カバーを開けて水タンクを取り出してから横から引っ張り出す必要があります。また、水タンクがゴミを取るプレフィルターの前にあるために、水タンクの差し込み口からホコリが水トレイに落ちてくることもあります。

このような問題はMCK70Vでは完全に解決しています。水タンクが各種フィルターの後ろ側で水車の横側になり、空気の吸い込み口は下と両側の3方向になっています。

MCK70Vでは水タンクもすべてのフィルターの後ろ側、横から差し込む形になっていて水の汚れ以外はありません。

MCK70Vの水タンクの設置場所

加湿機能は、水車によりトレイの水を上に持って行き下に垂らすという形です。フィルターが常に水に浸っているのとは違ってきちんと手入れをしていればフィルターの汚れというのはほとんど発生しません。ストリーマユニットが2倍の能力になったMCK70Vはそれ以上に汚れにくいと思います。

ACK75Lの加湿器 MCK70Vの加湿器

MCK70Vの加湿フィルターは少し小さくなって厚みが増えています。ACK75L/MCK75Lの交換フィルターはKNME006B4で直径260mmの厚さ8mmとなっています。MCK70V/MCK70W/MCK70Uの交換フィルターはKNME043B4で直径239mmの厚さ9mmとなっています。

加湿フィルターの交換はフィルターだけで枠は再利用します。古いフィルターと一緒に枠を捨ててしまわないようにご注意ください。

MCK70Vでは空気の吸い込み口が広くなっていて、加湿フィルターを通るコースと通らずに直接上に抜けていくコースがあります。この設計により、加湿中でも空気清浄機の能力が下がらずに動作します。

ACK75L内部の加湿器 MCK70V内部の加湿器

MCK70Vでは右側に水タンクが入るので水車が左寄りになっています。水車の上に吸気口が広く確保されており、加湿器付でも空気清浄能力が落ちない設計になっています。水タンクが入る部分は風の通り道にならないように塞がれています。水タンクは水車の形状に合わせて丸く凹んで上が膨らんでいる特殊な形状をしています。

ACK75Lの水トレイは空気清浄フィルターよりも手前にあるので、手前が水を調整するトレイで後に加湿するための水車があります。MCK70Vでは水トレイが水車の横になり1本の形状になっています。どちらも水を調整するフロートとヌメリを抑える銀イオンカートリッジがあり、形状は違いますが加湿器の構造は変わっていません。

ACK75Lの水車と水トレイ

ACK75Lの水車には水を汲んで上から垂らすための突起(ひしゃく)が付けられています。加湿フィルターは穴が大きいタイプです。パナソニックFE-KXD07の加湿フィルターを平面に広げたようなフィルターになっています。ひしゃくが下で水を汲み、上に回りながら内側の穴からフィルターを湿らせていく構造です。

MCK70Vの水車と水トレイ MCK70Vの水車とフロートと銀イオンカートリッジ

MCK70Vのフィルターは穴の面と厚みと横に紐がいっぱい追加されています。直径は小さくなりましたが水分が風に乗りやすい構造になっています。横の黒いのは水タンクのがたつき防止と水車側の水の飛び散りを防ぐ構造になっています。どちらも水トレイの水に浸かっているのは狭い範囲となっています。

ACK75Lでは水を汲むひしゃくが枠の外側にありましたが、MCK70Vでは枠の内側に配置されて見えなくなっています。内側なので直接フィルターを湿らせて周辺に水が飛び散りにくくなっています。ACK75Lは余った水が加湿器の構造は同じでも、全体的に古い製品の問題点が改善された設計になっています。ACK75Lと比べるとMCK70Vの水車は外観がずいぶんスッキリしています。

MCK70Vの水車の裏側

加湿器のお手入れ

ACK75Lは前面カバーの裏側で各種フィルターの前に挟むため、薄くて大きな水タンクで容量は4.0L。加湿能力は600ml/h。水タンクの吸水口は小さくて手やブラシを入れて洗うことは不可能。幅が広く背が高くて吸水口が狭いため、専用のタンク吸水ガードを差し込んで横向きで持ったまま水を入れる必要があります。

ACK75Lの水タンク

MC70Vは横からボタンを押しながら斜め上に持ち上げれば簡単に水タンクが取り出せます。MCK70Vの水タンクは単体の加湿器に近い形状で、吸水口が大きくて手やブラシをいれて洗うことができます。タンクと外観のカバーがくっ付いていますが特に問題ありません。特殊な形状ですが意外と自立してくれます。

MCK70Vの水タンク

MCK70Vのタンク容量は3.6Lと小さくなっていますが加湿能力は650ml/hと上がっています。そのため、フル稼働したときの水の無くなりは早くなりそうです。ただ、加湿運転が温度と湿度の両方で制御される方式になっていて、温度が高いときは目標湿度を下げて調整されます。標準では温度が20℃以下の時の目標湿度は60%、25℃以下では50%です。同じ水蒸気量では気温が高いほど湿度は下がるので湿度の数値よりも水蒸気量で調整される加湿機能になっています。本体では温度は表示されませんが、スマホのダイキンスマートアプリでは温度も見ることができます。

水トレイと水車を横から取り出すのはACK75LもMCK70Vも同じです。水車の形状や大きさが少し違いますが、構成はどちらも同じですね。水トレイをヌメリが発生する前に古い水を水道で洗い流せばほぼ手入れの必要がありません。汚れたときは発泡スチロールの入ったフロートと銀イオンカートリッジは簡単に取り外せます。フトーロは水タンクから水トレイに落とす水の量を制御するのに必要です。銀イオンカートリッジはヌメリを抑制する効果がありますが、古い水を捨てないでいると自然とヌメリが発生しますので、ヌメってしまった時にはそれぞれ柔らかいブラシでこすると簡単にヌメリがとれます。

蒸発しない水道水の不純物が水トレイに蓄積されてしまうので、トレイの水はこまめに捨てるとお手入れが簡単になります。井戸水などを使用している場合は雑菌の繁殖が進みやすいので水タンクに加湿器用の除菌タイムなどを使うと良いです。塩素が含まれている水道水の場合は、水トレイを週に1~2回古い水を洗い流すようにしていればストリーマ照射と銀イオンで問題なく使用できています。

加湿器を使わなくなる時期はしっかりとした手入れが必要

加湿器の汚れが悪化するのは使わないで放置している期間に起きやすいです。

加湿を使わなくなったら、フロートや銀イオンカートリッジを取り外して、水トレイをプラスチックに傷が付かない柔らかいブラシでこすり洗いします。カドに汚れが残ってるとそれが固まって落ちにくくなるので、カドをしっかり洗います。

フロートと銀イオンカートリッジも表面を柔らかいブラシでこすり洗いをします。銀イオンカートリッジは開けると中身が飛び散ってしまうので気をつけましょう。こまめに手入れしていれば中身を直接洗う必要は無いです。中身を洗いたいときはとても細かいので排水溝に流れてしまわないように気をつけましょう。

フィルターは枠から取り外さずに中性洗剤や重曹で浸け置き洗いをしますが、加湿フィルターが入るおおきな桶などが必要です。無いのでざっと洗い流しています。枠に水道のミネラル分がこびり付いてしまったら、クエン酸に浸けて回していきます。

洗った後は乾いてから内部に戻します。

加湿器を使い始めの時期も最初は加湿の頻度が低いため水タンクが減るのに数日かかりますが、水トレイに溜まっている水は水の補給とは別に数日ごとに古い水を捨てて軽く洗い流すと清潔な状態を保つことができます。こまめに水トレイの古い水を捨てることでこすり洗いはほとんど必要なくなります。

水に含まれる蒸発しない不純物は水トレイで蓄積されて濃度が高くなり、それが落ちにくい汚れやカビや雑菌が広がる原因になります。銀イオンカートリッジとストリーマである程度は抑えられていますが、薬物を使わない身体に優しい物であるため完全には防げません。塩素を含まない井戸水などは水が古くなるとさらに腐りやすいのでこまめな手入れが必要となります。

エアコンや加湿器のカビなどが家にいるのに肺炎や咳が酷くなる原因となるので、空調設備の手入れはしっかりと行いましょう。

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