ASUS RT-AX86Uを購入したのでレビューと感想

ASUS RT-AX86SとRT-AX86Uの違い

ASUS RT-AX86Sが発売されましたが、RT-AX86Uの後継機だと思うととんでもないので軽く違いを紹介します。

RT-AX86S「部品不足と価格の高騰に対応して販売を続けるために登場した製品なのか?」 といった感じになっています。
RT-AX86Uより大幅に能力が低下しているのでご注意ください。

手に入るならばRT-AX86Uが断然良いです。 無ければRT-AX86Sよりも他のASUSルーターを選ぶ方が良いかもしれません。

スペックの違いのある部分のみ抜粋

機能RT-AX86SRT-AX86U
プロセッサ1.8GHz
dual- core processor
(2コア搭載)
1.8GHz
quad-core processor
(4コア搭載)
メモリ256 MB Flash
512MB RAM
256 MB Flash
1 GB RAM
2.5G LAN/WANポートポート無し2.5G/1Gbps multi-Gig port (configurable)
USBポートUSB 3.2 Gen1 x1基,
USB 2.0 x1基
USB 3.2 Gen 1 x 2基

プロセッサとメモリという主要な性能が半分になっています。これにも伴い高速通信を行う2.5GポートとUSB3.0ポート1基が省略されています。

ミニ知識
USB3.2 Gen1は旧表記のUSB3.0やUSB3.1Gen1と同じです。USB3.2 Gen2はUSB3.1Gen2と同じです。USB3.1Gen1の2倍の速度となるUSB3.2はUSB3.2Gen2x2となります。新しい製品ではUSB3.0-3.1の規格がUSB3.2の中にまとめられています。

ASUS RT-AX86Uの感想

ASUS(エイスース)のax対応のルーターは調べると不安定な印象がありましたが、最新のファームウェアでは特に問題はありませんでした。

ASUSのルーターの種類は、RT-AXはWiFi6 802.11ax/ac/n/a/b/g対応、RT-ACはWiFi5 802.11ac/n/a/b/g対応のルーターです。

RTシリーズは標準的なルーター、TUFシリーズは高品質設計、ROGシリーズは高性能、ZenWiFiはメッシュWiFiシステムとなっています。現行製品ではRTシリーズでもAiMeshに対応していれば、メッシュWiFiの親機としても中継器としても使用することができます。

RT-AX86Uを親機として、ZenWiFiXD4AiMeshノードとして設置して使用しています。

ASUSのRTルーターは管理画面が素晴らしいですね。設定変更が使いやすく、豊富な機能設定で柔軟に対応ができて、ルーターに接続してる機器の管理も分かりやすいです。

その他、トレンドマイクロ社セキュリティ搭載で安心。不審なWebサイトへのアクセスや、インターネットからローカルネットワークへの不正なアクセスを防いでくれます。

PCなどに依存せずにルーターからSPEEDTESTインターネット速度測定ができます。地域が異なるサーバーを選んで測定できるので、ネットの混雑具合が分かりやすいです。茨城南部なのでTUKUBAへの接続は問題ありませんがTOKYOへの接続でパケットロスを確認できたことがあります。この場合、プロバイダの回線経路上に問題があるのでは無く、東京のサーバーまでの経路上のどこかでサーバーの不具合や混雑などの問題が生じているといった感じです。インターネットのどこかで速度低下が発生している場合は時間が経てば自然解消しています。

AiMeshノードとして追加した中継器も親機の管理画面から、LEDの消灯や再起動ができるのが便利です。接続速度の確認もできます。接続速度がルーターや中継器の性能よりも遅くなっている場合は、もっと親機に近づけて(距離よりも電波の通りやすさで)設置すると改善します。ASUSのAiMesh対応ルーターであれば同じ製品でなくても使えて良いですね。

ZenWiFi AX Miniにスマホを接続するとRT-AX86Uに接続するよりも通信速度が低くなりました。速度を重視するならAiMeshノードにも高い性能のルーターを使うのが良さそうです。親機から離れた部屋でも接続が安定するのは助かります。

ASUS RT-AX86Uの問題点

ファームウェアのアップデートによりV6プラスに対応しました!

V6プラスに対応していなかったこと以外には特に問題は無さそうです。V6プラスの実際の動作は試せないので分かりません。

IPv4 over IPv6には対応していません。 IPv4 over IPv6はNTT回線のV6プラスなどの名称で使われています。

NTT回線の場合、PPPoEはIPv4接続。IPv4ネットワークはアドレスが枯渇気味なのでIPv4のサーバーをこれ以上増やし混雑を緩和することができなくなっています。そのため、IPv4接続はインターネットが激重な状態です。

IPoEはIPv6接続で、アドレスの数は現在の地球人口では使い切ることができないほど多く、混雑を緩和しやすいネットワークです。IPv6接続はIPv6のサーバーにしか接続ができないので、IPv4にしか対応していない古いサービスが利用できなくなってしまいます。

IPv4 over IPv6はIPv6の通信にIPv4を含めてしまう方式で、IPv6のネットワークを使いながらIPv4にも接続ができる便利さがあります。しかし、V6プラスではIPv4のアドレスを割り当てずにIPv6のなかにIPv4を含めてしまうので、V6プラスに対応したルーターを使わないと通信ができないという問題があります。

海外ではIPv4 over IPv6は一般的では無いため海外メーカーのルーターでは対応していないことが多いです。日本ではNTT回線と対応プロバイダがこの方式を採用しているので、NTT回線には日本メーカーのルーターが無難です。海外メーカーでもファームウェアのアップデートで対応することがありますが、ASUS RT-AX86Uは、現在のところ対応していません。(対応済み)

IPv4 over IPv6はIPv4のPPPoEとIPv6のIPoEとは別の規格なので影響しません。IPoEで接続する場合はIPoE対応のルーターを使えば良いです。ASUS RT-AX86Uは一般的な自動IP、静的IP、PPPoE、IPoE(passthrough/パススルー)の他、FLET’S IPv6 service接続に対応しています。IPv6の接続設定はインターネット項目では無くIPv6項目にあります。

NURO光au光ではIPv4とIPv6の両方を使う「デュアルスタック方式」を採用しているのでIPv4 over IPv6の問題とは無関係です。IPv6とIPv4のアドレスが割り当てられてどちらのネットワークにも普通に接続できます。

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壁掛けの代わりにウォールシェルフを設置

ASUS RT-AX86Uは壁掛けに対応していないのでウォールシェルフを購入しました。

購入したウォールシェルフ

地震で上から落ちてこないようにガード付きのものです。

小型の植木鉢も置けるような頑丈なものですが、付属のねじでは取り付けが大変なのでホームセンターで売っているM4x20mmのネジを使用。ルーターとACアダプタは軽いのでこれで問題なし。ネジ止めしたところが外れにくいようにM4x10mmのワッシャーも付けました。

ウォールシェルフのネジ

奥行きには余裕があり、ケーブルの抜き差しは問題なし。手前にはガードあり地震があっても落ちにくい設計です。

ウォールシェルフとルーターRT-AX86U

正面から見るとLEDが隠れそうな感じですが、下から見上げるとLEDの点灯が確認できます。動作の確認が必要なとき以外はLEDを消灯させてます。

ウォールシェルフにルーターRT-AX86U設置