概要
ダイキンの加湿機能付き空気清浄機MCK70Vのお手入れと、8年以上経過したACK75Lのお手入れと修理をしました。
ACK75Lはフィルターなどのオプション品の交換とお掃除してもユニット1のお知らせランプが数日で点灯してしまうので電気が流れる金属の接触する部分を磨いて直しました。
ダイキン空気清浄機の基本のお手入れ
新しいMCK70Vの場合
まずは全面カバーを外してプレフィルターのゴミを掃除機で吸い取ります。気になるなら、ウェットティッシュで隅々まで拭きます。
新しいダイキンの空気清浄機はお手入れ部品が少ないです。センサーの反応がおかしいならセンサーもお掃除します。1年に一度はストリーマユニットも取り外して針を綿棒で拭くなどしてお掃除します。
MCK70Vはまだ購入したばかりなので表面のゴミをとるだけで完了です。
ストリーマランプが点滅したら、フィルターの上部にある青いストリーマを外して、つけ置き洗いをします。針の部分は綿棒で根元から外側に擦ると汚れが取れます。針の掃除では針を曲げないように注意が必要です。
MCK70V/MCK70Wではツインストリーマで、昔のユニット2が2つ分となっています。
古いACK75Lの場合
ユニット1をこの間購入した折りたたみタブを使って重曹を入れてつけ置きをして洗います。汚れが軽いなら対向極板だけを外してつけ置き洗いをします。枠などはウェットティッシュで汚れを拭き取ります。
薄い金属で手を切らないように、ゴム手袋を使うことが推奨されています。
対向極板の裏側にあるイオン化線を切らないように注意が必要です。古くなると切れやすいです。うちでは一度切れて交換しています。
イオン化線の汚れも線を切らないようにウェットティッシュで軽く撫でるように拭き取ります。
ダイキンに修理に出さなくてもイオン化線はネットで取り寄せることができます。部品だけを取り寄せると取り付けは自分でやる必要があるので、分からないならダイキンに修理に出した方が良いです。
イオン化線は2本の糸を1本ずつ反対側の針金みたい場所を回して緩みのないように引っかけて取り付けます。
1年に一度白いプリーツフィルターも交換します。電撃プラズマの影響で汚れがススのようになってフィルターに付着して黒くなっています。黒くなるのが早いですが、ススがフィルターに吸い付いてる状態なら急いで交換しなくて良いです。
新品フィルターを収納しているスペースの右側のユニット2は金属をウエットティッシュで拭き、内部の針を曲げないように気をつけながら根元から外側へと綿棒で擦るとゴミがとれます。
ダイキン空気清浄機の加湿器のお手入れ
新しいMCK70V/MCK70Wの場合
水車を外して水トレイの水を捨てて軽く新しい水で濯げば完了。
ヌメリがあれば水車の他にフロートと銀イオンカートリッジを外して柔らかいブラシなどで擦ります。
フィルターの表裏の向きを間違えるとトレイが本体に差し込めないので、無理に押さないようにしましょう。枠がシンプルな方が裏側になります。穴がいっぱいある方が表側です。
銀イオンカートリッジの取り外し方
銀イオンカートリッジは片方を奥の穴に差し込み、片方が上から抑えられています。
MCK70V/MCK70Wは狭いので外しにくいです。
上から抑えているツマミをカートリッジの上から外側にずらすようにして、カートリッジの手前側を下に指を入れて上に押すようにすると後ろの穴も外れて飛び出します。
銀イオンカートリッジは水で洗って乾燥させるだけにします。洗剤や漂白剤で色を落とそうとすると悪化してダメになってしまうので注意。
元に戻すときには、奥の穴に差し込み、ツマミを外側に広げた状態でカートリッジを下にカチッと押しつけます。
フロートの取り外し方
フロートは2カ所の穴に差し込まれていますが、片側は腕のようになっています。動く方を先に外すよりも、動く方に押しつけて傾けると固定されてる方が外せて、両方外しやすくなります。
フロートは磁石と発泡スチロールで構成されており、水が溜まると浮き上がり水が減ると下がります。トレイの水の量を判断する加湿機能のスイッチとなっています。フロートには分解不可と書かれています。
差し込むときは動く腕側を先にはめ込んで(写真左側)、そこに押しつけながら固定されてる方(右側)を下の穴に入るように上から押しつけると簡単です。
上に出っ張っていて固定されている部分は、フロート側の棒が上からコツンと当たるようにします。この棒が出っ張りの下にはまり込んでしまわないように注意。
フロートの右上の腕はどこにも固定せずにフリーです。フロートが浮き上がると離れて、下がると出っ張りに当たります。
2020-04-24 追加
フロートは水に濡れたり乾いたりを繰り返す上の部分でカビが発生しやすいです。写真は使用開始から4ヶ月後の状態です。
フロートは分解不可となっており、破損しやすいので不器用な方は分解しないでください。
ここでは丁寧に分解して白いフロートは「激落ちくん」でこすることで簡単に綺麗になりました。カビが内部まで侵食してしまうと落ちなくなってしまうので気になったら表面の汚れを落とすのが良いです。
プラスチック枠は細かいブラシで簡単に綺麗になりました。白いフロートはブラシでは汚れが落ちませんでした。
8年以上経過したACK75Lの場合
汚れが酷いので加湿フィルターを取り換えました。
加湿フィルターを購入するときは新しい製品と古い製品で形状が異なるので注意が必要です。
写真は上がACK75L、下がMCK70V。MCK70Vの枠は表面がシンプルでフィルターが少し小さい。
水車の枠を外すときは真ん中の丸い棒を先に抜きますが、棒も枠も外れないように出っ張りを引っかけているので、回して出っ張りをずらしてから引っ張ります。汚れが酷いとくっ付いてしまって簡単に引き抜けなくなります。
枠と中心のパイプを外すときは向きをきちんと合わせないと引っかかりを折ってしまうことに注意が必要です。
水車の枠は水垢汚れなのでクエン酸につけ置き洗い。
汚れが落ちなければ、しっかり水で洗い流した後に重曹でつけ置き洗いでブラシでこすって汚れを落としました。
水トレイも水車の枠と同じにクエン酸の後に重曹で擦り洗い。
銀イオンカートリッジも真っ黒になったので交換。
水のヌメリを予防する銀イオンカートリッジは洗剤を使わないように!使うと変色が進んでしまいます!!
写真は左から8年以上使用した銀イオンカートリッジ。真ん中は使い始めて1ヶ月のMCK70Vの銀イオンカートリッジ。右が新品です。古いACK75Lも新しいMCK70Vも銀イオンカートリッジは同じ物です。
中身は基本的に洗う必要はありません。ヌメリがあれば洗剤を使わずに水だけでカートリッジ表面を柔らかいブラシなどで擦り洗いをします。
銀イオンカートリッジとフロートのはずし方はMCK70Vと同じです。
ACK75Lのユニット1がすぐに点灯してしまう
ユニット1のお知らせランプはプラズマイオン化部の電気の流れが途切れてしまうと点灯します。汚れなどで電気の流れが悪くなっていると言うことです。
通常は対向極板を掃除すると直るのですが、数日でまた点灯してしまうのを繰り返す事態が発生しました。
汚れ以外に、なんかのスプレーや料理などの水蒸気で金属の表面に電気が流れない膜でコーティングされてしまうようです。
軽ければ重曹で擦り洗いすれば直りそうですが、ここでは直らなかったのでペーパーヤスリで接触する部分を磨きました!
まず、対向極板と電気が流れる金属が接触する部分を磨きます。
枠にネジ止めされている真ん中の金属も外して、対向極板と接触する部分を磨きます。
本体に差し込む金属部分を磨きます。
本体の差し込む穴の中の金属も当たる部分を磨きます。本体側は穴の奥で丁寧にやれないので大雑把です。
これで今のところユニット1のお知らせランプが点灯しなくなりました。
オプション品の販売店情報
ダイキン空気清浄機のオプション部品を扱っているお店はあまり多くはないです。
交換部品の型番を調べるにはダイキン公式サイトで機種名で検索するのが確実です。
空気清浄機関連付属品・別売品|リモコン・フィルタ等のご購入|ダイキン工業株式会社
個人的にお気に入りは楽天市場のルクスで購入しています。
ACK75L (MCK75L) 用
- KAC017A4
- 交換用プリーツフィルター。5枚入り
- KNME006A4
- 加湿フィルター。フィルターだけなので枠を捨てないように注意。クエン酸で汚れが落ちなくなったら交換。
- KAF979B4
- バイオ抗体フィルター。開封してから1年が使用期限。ウイルス予防用。なくても空気清浄機を使用できる。
- イオン化線 1735099
- 切れたら交換。古くなると掃除で切れやすい。
- 銀イオンカートリッジ 1952887
- 通常は汚れても交換する必要は無い。水トレイの水を取り換えてもヌメリがすぐに発生するようになったら交換。
MCK70W (ACK70W) / MCK70V (ACK70V) / MCK70U (ACK70U) 用
- KKS029A4
- キャスター。部屋を移動させて使う人に。同じ場所に設置しておくならない方が安定する。
- KAFP085A4
- 集塵フィルター。JEM1467に基づく試験方法では、MCK70Vでは3年間で95%、10年間で72%の集塵効果を維持するので、頻繁に取り換える必要は無い。
- KNME043B4
- 加湿フィルター。フィルターだけなので枠を捨てないように注意。クエン酸で汚れが落ちなくなったら交換。
- KAF029A4
- バイオ抗体フィルター。開封してから1年が使用期限。ウイルス予防用。なくても空気清浄機を使用できる。
- 銀イオンカートリッジ 1952887
- 通常は汚れても交換する必要は無い。水トレイの水を取り換えてもヌメリがすぐに発生するようになったら交換。
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