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Sony 開放型ヘッドホン MDR-MV1の購入感想レビュー

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目次

メインのヘッドホンをEPOS GSP500からSONY MDR-MV1に変更

SONY MDR-MV1
EPOOS GSP500

EPOS GSP500はマイクを搭載した開放型のヘッドセットです。MDR-MV1は純粋なヘッドホンでマイクはありません。

ヘッドセットのマイクを使っていない(マイクはShure MV7Kがあります)ので純粋に音が良くて装着感の良いヘッドホンにしました。

GSP500の問題点は重さと耳周りの圧迫感です。ヘッドホンがズレるときに髪の毛が引っ張られて痛いのと、肌が弱いので耳周りが荒れてしまう問題がありました。あと、音量調整ができるボリュームコントローラーが便利なのですが、数年でそこが壊れやすいです。GSP500の前から同系統のヘッドセットの新型に取り換えていました。

MDR-MV1は業務用のモニターヘッドホンで短期間で壊れる要素がほぼありません。

EPOS GSP500の購入価格は2021年に21,635円でした。

SONY MDR-MV1の購入価格は2024年に54,980円(5年保証付き)でした。

音も作りも良いモニターヘッドホンなので価格は2倍差があります。新型の高音質のヘッドホンで6万円ぐらいなのは高いが普通な感じです。

開放型で人気のゼンハイザーもそれぐらいしますね。EPOS GSP500はゼンハイザーのPC360の系統です。ゲームミングモデルがゼンハイザーからEPOSに独立しました。

MDR-MV1の特徴

  • 開放型のヘッドホンで、自然で抜けの良いサウンド
  • 360 Reality Audio認定
  • 空間オーディオ向け業務モニターのヘッドホン
  • 低インピーダンスでPC直差しやXperia直差しで使える
  • バランス接続にも対応
  • 約223gの軽くて圧迫の少ない軽量設計
  • 着脱可能なケーブルで抜け防止のねじ式
  • 広帯域で5Hz~80kHzの周波数特性

MDR-MV1は空間オーディオ向けのモニターヘッドホンです。空間オーディ向けではないのが良い人には向かないヘッドホンです。

基本は6.3mmヘッドホンプラグですが、変換ケーブル付属で3.5mステレオミニで接続することができます。

インピーダンスが24 Ω(1kHzにて)で感度100 dB/mWの為、高音質サウンド搭載のPCやヘッドホン端子装備のUSBオーディオデバイスやXperiaなどスマホのヘッドホン端子に直接繋いでも十分な音量が得られます

別売りのバランスケーブルとヘッドホンアンプを使ったバランス接続にも対応しています。普通のヘッドホンアンプは不要ですが、バランス化で更なる高音質化が見込めます。

しっかりした低音からハイレゾ高音まで鳴らせる広帯域の専用ドライバーユニットが使われています。

ケーブルは着脱可能なネジ止め式です。ネジによって緩みや抜け防止になっていますが、ネジなしケーブルも使うことができます。バランスケーブルや互換ケーブルでMDR-MV1用のネジ付きモデルはとても少ないです。

付属のケーブルの長さは約2.5m+ステレオミニ変換ケーブル 約20cmとなっています。スマホや携帯ゲーム機などにも使う場合は1.2mや60cmぐらいのステレオミニケーブルが欲しいところです。

MDR-MV1を使った感想

※個人の感想です。

装着感について

軽くて柔らかい、最高!

顔を動かしてもズレにくく、髪の毛が引っ張られて痛くなることもないです。

イヤーパッドが柔らかく沈むので、深さに余裕がなく耳たぶが擦れます。蒸れと擦れで悪化しやすいのはあまり変わらず。ただ、蒸れる時期でなければEPOS GSP500を使ってる時のような悪化はしにくくなりました。(アトピー性皮膚炎で肌が弱いです)

肌が弱くて汚れやすい(擦れて悪化すると体液や血が出る)ためイヤーパッドにはEarProfit イヤーパッドカバーを使用しています。このカバー、ドーナツ状で内側は何も無いので、内側も何か欲しいところ。袋状に覆い隠すタイプでは耳を圧迫してしまうのでダメでした。

ケーブルが片出しなので装着しやすいです。ネジ止めなのでプラグが緩むこともないです。

LとRが色分けと大きな文字で分かり易い。伸ばすとメモリも付いているので片側に片寄った場合に修正がしやすいです。分かり易い反面、見た目のデザイン性が犠牲になっています。業務用モニターヘッドホンなので見た目よりも実用性重視ですね。見せるヘッドホンではありません。

音について

音に広がりがあって聴きやすくて最高!

360 Reality Audio対応ですが、再生曲が360 Reality Audio用に作られているのでなければオフで良いです。有効にしなくても一般的なヘッドホンよりも抜けが良くて音に広がりがあって聴きやすいです。

再生機器側で360 Reality Audioやサラウンド機能を使うと広がりがより拡張されます。ただ、曲によっては不自然さが強くなります。

開放型というだけで低音が弱くなるもので、さらに音に広がりがあると低音はもっと弱くなる、というのが一般的ですが、そこは上手く解決できるドライバーユニットを開発したって感じですね。低音重視のヘッドホンとは比較になりませんが、低音がしっかり出る開放型ヘッドホンになっています。低音をもっと強くしたい場合はイコライザ等で調整が可能です。調整した分が素直に反映されます。

イコライザの調整が素直に反映されるのがモニターヘッドホンの特徴でもあります。専用の音作りで迫力がある音や良いと感じる音に調整されているリスニングヘッドホンではイコライザを使うと音のバランスを崩しがちです。モニターヘッドホンは素の音を反映する作りになっています。

Xperia 1 IIIに接続

Xperia 1 III では、

音設定 > オーディオ設定 > 360 Reality Audio > で360 Reality Audioのヘッドホンが選択できます。

360 Upmixを有効にすると通常のステレオ音源も広がりのある立体音場で再生されます。

Amazon Musicではアプリ側で ドルビーアトモス / 360 Reality Audio を有効にすることができますが、スマホの設定と同時に使うと音がおかしくなってしまうことがあるので、Amazon Musicを聴くときはアプリ側を有効にすることで曲に合わせた最適な再生となるので、スマホ側を無効にするのが望ましいです。

スマホ設定の 360 Upmix はすべての曲で立体的になります。曲によって有効/無効を切り替えるのが望ましいです。ドルビーサウンドとの同時有効化もできますが、片方だけ有効にするのが良いです。

どうするのが良いのかはあとは好みですね。特別なオーディオ設定を使わずに素のままがバランスが良く聴きやすいです。立体音響を考慮して作られている曲の場合は有効にすると素晴らしいです。どう聴きたいかで自由に選択。

EPOS GSX 300に接続

ヘッドセットの接続に使用していたUSBオーディオデバイス(DAC)を使用しています。EPOS GSX 300は3.5mmのヘッドホン端子とマイク端子を装備。

スマートボタン搭載で、サラウンドの切替(2.0/7.1)かイコライザーのプリセットの切替ができます。

ボリュームノブはWindowsの音量と連動します。アンプのような機器の音量ではなく、Windowsの規定のデバイスとしての音量なので使いにくいです。

単にUSBオーディオとしてヘッドホンを接続しているだけの使い方になっています。

ソフトウェアのオーディオミキサー Voicemeeter POTATO と連携して、スピーカーとヘッドホンにアプリごとの出力を分けて同時に使用しています。

開放型なのでヘッドホンを装着していてもスピーカーの音などは普通に聞こえます。ディスコードなどボイスチャットの相手の音声はヘッドホン出力で、ゲームの音はスピーカーで再生、とすると会話が聞き取りやすくなります。

ゲームの音も大きく聴きたいときはそっちもヘッドホンに混ぜます。MDR-MV1は音が混ざっても埋もれずに分離されて聞き取りやすいヘッドホンです。なので、FPSゲーム用にも人気がありますね。音に広がりがあるので、位置や距離を音で把握するのに都合の良いヘッドホンです。

低音が邪魔にならない程度にしっかり出ているので、意外といろんな場面で問題なく使いやすいヘッドホンになっています。

私にとってはバランスが良くて使いやすくてPC用ヘッドホンとして最高です。ケーブルが片出しで延長ケーブルなし(付属の6.3-3.5mm変換ケーブルは使う)で使えるのも良いです。

EarProfit イヤーパッドカバー

耳周りに当たるイヤーパッドのトラブルを防止して清潔に使うためにドーナツ状のカバーを購入しました。

詳しくは別記事で。

PR 販売店情報

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EarProfitのイヤーパッドカバーでMDR-MV1に合うサイズはL70となります。PERFORMは新型で内側の芯が柔らかいタイプとなっています。どちらのタイプでも問題ありませんでした。カバーの洗濯には「wumio ミニ 洗濯ネット」がピッタリのサイズで中身をしっかり保護してくれます。

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