EP-807AWとEW-M873Tの概要
EP-807AWとは
Epson EP-807Aは、エプソンの独立型インクカートリッジ式を採用したA4インクジェット複合機で、2014年9月発売の機種です。EP-807AWは本体色がホワイト(白)、EP-8007ABはブラック(黒)、EP-807ARはレッド(赤)になっています。
排紙トレイと紙送りで不調が出たためEW-M873Tに取り換えました。
Epson EP-807Aの後継機は2023年8月発売のEP-886AW/AB/ARとなっています。
Epson EP-807Aのインクは、1色ずつのインクカートリッジ交換型で、CMYK+LC+LM(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ)の染料6色となっています
EW-M873Tとは
Epson EW-873Tは、エプソンのエコタンクを採用したA4インクジェット複合機で、2020年12月発売です。2023年11月現在、後継機は発売されておらずEW-M873Tが最新機種となっています。
Epson EW-M873Tのインクは、エコタンクにインクボトルで補充するタイプで、染料のCMYK+G(シアン、マゼンタ、イエロー、フォトブラック、グレー)の5色と顔料黒(マットブラック)で全6色となっています。
EW-M873TとEP-807AWの印刷結果の比較
比較条件
同じ写真と文書をできるだけ同じ条件でEW-M873TとEP-807AWで印刷しました。
どちらがどのプリンターで印刷したか分かるように、テプラで印字したラベルを貼り付けています。
EW-M873Tのスキャナーで、2枚の写真と文書を並べてスキャンして保存しました。 (並べて同時にスキャンすることで、スキャンの度に変わってしまう要素を排除しています。)
保存した画像ファイルをPhotoshopでWeb用にサイズを調整しています。 (無駄に大きくても意味がないので解像度の縮小とファイルサイズの圧縮をしています。)
L判写真の比較
画像リンク(画像をクリック)で縮小と圧縮を抑えた本来の画像が表示されます。
写真の印刷を比較
シャガの花と木漏れ日。
EW-M873Tはグレーインクの採用で影の階調が豊かになり、EP-807Aでは真っ黒になってしまう影が少し明るく識別しやすくなっています。
この効果は運動会で帽子による影がキツくなるような場合も影が和らぎます。
青空に藤の花。
明るい青空に陽射しで明るい藤の花は、インクのライトシアンとライトマゼンタが使われやすい色合いです。
青空のこの青さではライトシアンとグレーの違いの影響はほぼないようです。
陽射しで明るい藤の色は、EW-M873Tはやや暗く紫色感が強まっています。EP-807AWは明るいピンク色になっています。
花とうさぎの置物。
EW-M873Tは引き締まって解像感が高く感じます。
EP-807AWは暖色でふんわりした感じになっています。
カタログPDFを普通紙カラー文書で印刷して比較
カタログPDFを文書で印刷しています。
上の画像では小さくて分かりづらいので大きなサイズを用意しました。
EW-M873Tはライト系のインクが無いことで、ドットの粒々が濃く感じます。
普通紙カラー印刷でインクジェットの解像度は同じなので、どちらも細かい文字が潰れて擦れてしまっています。普通のカラー文書の設定で普通紙に印刷してるので写真よりも解像度が低く滲みが大きいです。印刷元のカタログは極小フォントが使われています。
EW-M873Tが細かい文字がスッキリしてて見やすい気がします。カラー文書なので顔料は使っていないと思うのですが、EP-807AWよりも滲みが少ない気がします。染料黒でもインク成分による滲みやすさが違う感じ?
普通紙 モノクロ文書の印刷を比較
テキストメールをモノクロで印刷。
EP-807AWの染料黒とEW-M873Tの顔料黒の違いです。
顔料黒の滲みにくさと文字のスッキリ見やすさはCanonが圧勝です。 (Canonのプリンターを使ってたこともありますが、使いやすさと写真印刷は断然エプソン。モノクロ文書を重視するならキヤノンといったところです。PIXUS MP810は2年でスキャナーが壊れて、プリンターも動作しなくなったという思い出があります。どのメーカーでも運が悪いとそういうこともありますね。)
モノクロ印刷なので溶け込んで分かりにくいですが、上の罫線の直下のEW-M873TとEP-807AWはテプラで印刷して貼り付けたラベルです。
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