Lenovo Yoga Smart Tab ZA3V0052JPの性能まとめ
10.1型ワイドIPSパネル (1920×1200ドット)の液晶
- WebでPCサイトが見やすい大きさ。
- コミック片面表示は雑誌の見え方に近いが表示の荒さが気になる。両面表示はコミックよりも小さくなる。
- 文庫本の見開き表示は文庫本に近い大きさで見やすい。ブルーライトカットのアイプロテクションモードで文字が読みやすい。
- 最低輝度は実用上十分暗い。照明ありの場合は輝度12%ぐらいで見やすい。消灯時は輝度0%で丁度良い明るさ。
- 最高輝度は室内では眩しすぎるぐらい。日差しのある屋外では明るさ不足に感じるのはスマートフォンなどと同じ。
- ジャイロセンサーがあるので、上下左右どの向きでも正しく回転表示される。
- 光センサーで明るさ自動調整もできるが、手や自分の影で暗くなってしまうので使いにくい。
Qualcomm® Snapdragon™ 439(2.0GHz4C+1.45GHz4C) プロセッサー
- 古いハイエンドスマートフォンよりも性能が低い。
- CPU性能はXperia Z3 Tablet Compactよりも高く、Xperia XZよりも低くXZ2 Premiumよりも大幅に低い。
- 3D描画性能は大幅に性能が低い。Xperia Z3 Tablet Compactよりも性能が低い。
- 描画負荷の高いゲームは動作が厳しい。ゲーム用にはおすすめできない。
- ブラウザでのPCサイト表示、動画再生、電子書籍、一般的なアプリの多くは問題なく快適に使える。
メモリ4GB
- 頻繁にアプリを終了させてメモリを解放しなくても余裕のあるメモリ容量。
- 性能が低いとは言え、コア数の多いCPUに大容量メモリ搭載で、ゲーム以外は快適。
ストレージ 64GB
- 容量を多く使うゲームをインストールしなければ、ほぼ内蔵ストレージのみでも余裕がある。
- 音楽の保存はハイレゾやロスレスでアルバムをまとめて入れるなら内蔵ではなく外部ストレージへ。
- 動画のダウンロードなども内蔵ストレージに保存してると容量が足りなくなるかも。
顔認証
- 指紋認証がないのでロック画面は顔認証で。
- 横向きだと持ち方によっては手でカメラを隠してしまうことに注意が必要。
- 認証精度は意外に良い。夜間に部屋を消灯してるとさすがに無理。
7000mAhのバッテリー
- 画面が大きい液晶だが、Webや電子書籍程度なら数日ごとの充電で足りる。
- USB-Cで5Vを超える電圧に対応しているので90%までは充電が早い。(満充電は公式発表で5時間)
各種センサー
- 指紋認証とコンパスがないので注意。
- GPSはあるので、所在地に合わせての情報表示は可能。
- 光センサーで自動明るさ調整が可能。
- ジャイロセンサーと加速度センサーで、動きや回転に合わせた表示や操作が可能。
- Bluetooth 4.2搭載。
カメラ 外側800万画素 内側500万画素
- QRコードの読み取りやメモには問題なし。
- ライトがないので暗いと使えない。
ボタン類
- 横置きで右下に電源と音量ボタンがある。
- 音量▼と電源の同時押しでスクリーンショット。ボタンを使わずに画面右端から引っ張ることでもキャプチャ機能が使える。
- カメラやセンサーが上側になるように縦持ちすると、ボタンが下側に来る。重いからと上に乗せて支えるとボタンが押されてしまうことに注意。
- ボタンが上になるように縦持ちすると、カメラが下側になって顔認証が失敗しやすい。
- Xperia Z3 Tablet Compactのように横置きで上に縦持ちで右にボタンが来る方が良かった。
microSDカード(外部ストレージ)
- 読込速度90MB/s対応のUHS-Iモデルが最適。
- Read 83.5MB/s、Write 54.4MB/sで、Xperia XZ2 Premiumよりも高速。
- 「追加のタブレットストレージとして使用」(内蔵ストレージの拡張)と「外部ストレージとして使用」を選んで使える。
- microSDを内部ストレージの拡張として使うと、アプリによっては不具合の原因になるのでおすすめしない。内蔵ストレージが64GBあるので、内蔵にしか置けないアプリやデータだけ置くなら足りなくなることはないと思う。
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (5GHz/2.4GHz)
- 11ac接続で200Mbps以上でてるので快適。(回線の状態にもよる)
JBL®スピーカー(2W)×2
- ドルビーアトモス対応で音に広がりがある。
- 横に広がるスピーカーなので両側をもつとスピーカーを塞いでしまう場合がある。
- 小型スピーカーなので低音はヘッドホンに劣る。
- 他のタブレットやスマートフォンと比べると圧倒的に音が良い。
- 回転向きに合わせてLRが変わるような機能はない。
- イヤホン端子やUSBアダプタは無い。
本体質量 約 580g
- 両手で持っていても重いので置いて使う。
- スタンド搭載なので机の上などに簡単に置ける。
- スタンドを半分開いて奥側にすることで本読みスタイルが可能。
- スタンドを大きく広げてフックに吊り下げることが可能。
- 手で持つ以外に縦置きはできない。
ZA3V0052JPと性能比較 (ベンチマーク結果)
プロセッサーが4コアの2.0GHzと4コアの1.45GHzなので、CPU性能は悪くないです。
ハイエンドに比べるとクロックが低く、描画性能が大きく劣りますが、アプリなどの処理性能としてはこれでも快適です。
4GBのメモリと64GBのストレージ容量で、タブレットとしてはとても快適なレベルになっています。
Xperia Z3 Tablet Compactでは2GBのメモリと16GBのストレージモデル(NURO光契約で貰った)なので、電子書籍ですらメモリ不足の容量不足でした。16GBではちょっとしたアプリだけでいっぱいになってしまう。
3GBのメモリと32GBのストレージ容量が最低限必要なレベルです。それに比べると4GBの64GBなら余裕があります。
PCサイト表示は8インチのタブレットよりも圧倒的に見やすく操作しやすくなりました。使ってみると8インチと10インチは結構大きな差があります。
PCMARKのWork2.0で性能を比較
・PCMark for Android Benchmark – Google Play のアプリ
PCMARKはブラウザや一般的なアプリの動作に影響する性能が分かるベンチマークです。
スコアが高いほど高性能です。
機種 | ZA3V0052JP | Xperia Z3TC | Xperia XZ | Xperia XZ2 Premium |
総合 | 4294 | 3180 | 5222 | 8296 |
Web Browsing | 4496 | 3172 | 4323 | 6174 |
Video Editing | 3518 | 4627 | 5413 | 5829 |
Writing | 3936 | 2272 | 3627 | 10218 |
Photo Editing | 7596 | 5436 | 11854 | 16975 |
Data Manipulation | 3088 | 1795 | 3861 | 6295 |
3DMARK Sling Shotで性能を比較
・3DMARK – Google Play の Android アプリ
3DMARKは3D画質のゲームに影響する性能わかるベンチマークです。
スコアが高いほど高性能です。
機種 | ZA3V0052JP | Xperia Z3TC | Xperia XZ | Xperia XZ2 Premium |
総合 | 811 | 1100 | 2991 | 5473 |
3D描画性能はXperia Z3 Tablet Compactにも劣る結果となりました。3Dゲームには絶望的に低い性能です。
Geek Bench 5.2.0で性能を比較
・Geekbench 5 – Google Play のアプリ
Geek BenchはCPUのシングル性能とマルチコア性能を比較できるベンチマークです。
Android 6.0のXperia Z3 Tablet CompactではGeek Bench 5が動作しないので省略。
スコアが高いほど高性能です。
機種 | ZA3V0052JP | Xperia Z3TC | Xperia XZ | Xperia XZ2 Premium |
シングルコア | 176 | 287 | 504 | |
マルチコア | 841 | 687 | 2171 |
SD Card Tester
・SD Card Tester — Test Speed For Your SD Card – Google Play のアプリ
microSDの性能を比較します。
使用するmicroSDカードはサンディスクの「microSD SDSQXA1-128G-GN6M」でUHS-I対応のR:160MB/s W:90MB/s モデルです。
Xperia XZの代わりにPCでの性能を掲載します。PCではサンディスクのカードリーダーではなくソニーのカードリーダーの値を掲載します。(UHS-Iで100MB/sを超えるのはサンディスクのカードとカードリーダーを組み合わせた場合のみ)
機種 | ZA3V0052JP | Xperia Z3TC | PC | Xperia XZ2 Premium |
読み込み | 83.5MB/s | 18.1MB/s | 98.9MB/s | 34.8MB/s |
書き込み | 54.4MB/s | 16.8MB/s | 89.7MB/s | 31.2MB/s |
ZA3V0052JPの内蔵ストレージではRead:249.5MB/s、Write:221.2MB/sもあるので、内蔵ストレージと比べると大幅に遅いです。
速度差の影響もあるので、外部ストレージを内部ストレージの拡張として使うのは問題が起きやすいですね。データファイルをアプリで開くという用途なら外部ストレージでも読み込み80MB/sもあれば十分早いです。
ソニーってハイエンドスマホでもSDカードの装置が遅いのが残念ですね。音楽や動画を再生するにはこれで十分という判断なのでしょうけど、4Kビデオ撮影になると書き込みが遅いことによるトラブルが起きやすくなります。まあ、メモリに入りきれればメモリからゆっくりカードに書き出して大丈夫ですけどね。ビデオ撮影は書き込み速度よりも温度上昇による撮影不可の方が発生率は高いです。
Wi-Fi Speedtest
・Speed Test – Google Play の Android アプリ
インターネットの通信速度の測定です。
比較のために順番に実行しました。Androidアプリは「SPEEDTEST」を使用。PCではWebブラウザでの「Radish Network Speed Testing Ver. 5.7.3.1 β」で測定しています。
機種 | ZA3V0052JP | Xperia Z3TC | PC | Xperia XZ2 Premium |
下り | 252Mbps | 288Mbps | 331Mbps | 403Mbps |
上り | 231Mbps | 269Mbps | 452Mbps | 263Mbps |
ZA3V0052JPでは購入してから複数測定したなかで最高速度が252Mbpsとなっています。他と比べると遅いですが200Mbps以上あれば問題ないです。
多くの場合、ダウンロードサーバーの混雑でダウンロードの速度はもっと遅くなります。
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