EHC-Q05MA-HJBを選んだ理由
エレコムのEHC-Q05MA-HJBは2.5Gbpsが5ポートのスイッチングハブです。
ルーター/PC/NASを2.5GbE以上で接続したかったので、3ポート以上の10GbEまたは2.5GbEの製品で探しました。
この製品を選んだのは価格と信頼性で決めました。動作温度が50℃まで大丈夫でファンレス設計、それでいて価格は7000円ぐらい。
ほとんどのスイッチングハブは動作範囲の温度が40℃までとなっています。真夏に気温が35℃を超えて熱も発生していると40℃を超えてしまい、故障しやすい状態になってしまいます。
10GbEのスイッチングハブは価格が高いと言うだけでなく、発熱が原因と思われる故障の報告がとても多いですね。故障報告が少ない製品は10GbEは5ポートで5万円以上して当たり前、法人向けでファンの音もうるさい、という製品が主流になっています。個人向けに低価格でファンレスなんて無謀と言えるような状態です。
将来は10GbEの環境にアップグレードしたいですが、現状としては50℃対応のファンレスで2.5GbEの製品が妥当な判断となりました。
10GbEなら法人向けになってしまいますが、エレコムのEHB-SX2A08Fが静音ファン採用で50℃対応の8ポートとなっています。Web設定対応の高機能モデルで価格が7万円します。10GbE接続で使いたいなら今のところはEHB-SX2A08Fが一番良さそうです。
付属品は本体、ACアダプター、ゴム足、強力マグネット、ACアダプターのプラグの留め具。マグネットで取り付ける場合もゴム足を使います。マグネットが超強力タイプなので、HDDや財布の中のカードなど磁気に弱い機器には近づけないように注意が必要です。
EHC-Q05MA-HJBの特徴
2.5Gbps対応5ポート搭載
2.5Gbpsは最大300MB/sのデータ転送速度となり、2.5Gbps対応の高性能なNASを接続するとPC内蔵のHDDにアクセスしたのと変わらない速度で使用することができます。
LANケーブルはUTPのカテゴリー5e以上が対応しています。100BASE-TX接続の場合はUTPのカテゴリー5に対応しています。品質の面で、カテゴリー6を使うのが安心です。
動作温度0~50℃対応の高寿命設計
一般的なスイッチングハブは0~40℃の対応のところ、HC-Q05MA-HJBは50℃まで対応しているので、冷房が効かない暑い部屋でも故障しにくい設計となっているので安心です。
金属筐体に、メイン基板に高分子アルミ固体電解コンデンサーを使い、ファンレスで静音と省エネ設計になっています。最大消費電力は9.2Wです。
「Auto MDI/MDI-X」機能を全てのポートに搭載
クロスケーブルとストレートケーブルの違いを気にせずに、端末や追加のハブを接続することができます。
ループ検知機能を搭載
スイッチでON/OFFの切り替えができます。ハブを追加したときなどにONにして問題がないか確認しましょう。ループは目的のアドレスにたどり着けずにルーターとハブとハブの中をグルグルと通信が回ってしまっている状態です。無駄な処理が延々と続いてしまい高負荷になってしまいます。
ループ検知機能の切り替えスイッチは前面にあります。動作確認の必要がないときはオフで良いです。
ジャンボフレームに対応
ジャンボフレームのサイズは9KBに対応しています。
コネクタは背面、LEDは前面
電源とLANケーブルは背面に接続して、動作状態を知らせるLEDは前面に配置されており見た目がスッキリしています。
LEDは背面のスイッチで消灯することもできます。
電源コネクタには抜け防止の留め具があります。スルッと抜けるタイプのコネクタって、地震の揺れで緩んでたりするので、抜け防止があると安心です。
マグネットが強力
丸型の強力なマグネットが4つ付属しています。強力すぎて直接べたっとくっ付くと外すのが大変なので付属のゴムクッションも必ず併用する必要があります。重なっているマグネットを取り出すときに勢いよく引っ張られるので指を挟まないように注意が必要です。重なったマグネットは上に引っ張るのではなく横にスライドさせて取り出します。
LANケーブルはカテゴリー6Aを選択
2.5GbE対応のLANケーブルはカテゴリー5e以上ですが、一定の品質以上のケーブルは5eから6Aまで価格差が少ないので、将来10Gbpsで使いたいのでカテゴリー6Aを選びました。5eの安いケーブルは品質が劣るので、2.5Gbpsで使うなら品質を気にして選びたいところです。
通信トラブルはケーブル以外の原因でも起こりやすいので、ケーブルが原因になっていても分かりにくいので長い年数による経年劣化は仕方がないとして、ケーブルが原因のトラブルが起きるのは避けたいところ。
STPケーブルはシールド保護されているためノイズに強いですが、建物の配線がアースされていないとノイズの逃げ場がなくノイズ対策が不十分なルーターやハブの内部でケーブルの外のノイズが中に入り込んでしまって通信が不安定になる悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
10Gbpsまでは工場などの環境でなければSTPケーブルのシールド保護までは必要としないので、UTPのCAT6Aケーブルで問題ないです。
通常は10GbEまでカテゴリー6AのUTPケーブルで十分です。カテゴリー7以上はSTPが標準となっています。
お気に入りのケーブルの種類はヨリ線のやわらかケーブルです。柔らかいので取り回しがしやすく、細くしすぎないことで高い品質があります。
通常の硬くて太いケーブルは曲げた箇所で断線などのトラブルが起きやすく、細いケーブルはノイズに弱く至近距離用となります。至近距離でも他の配線や電源が付近に多数ある場合は細いケーブルはやめておいた方が良いです。
フラットケーブルは窓やドアを閉じた先に行くために通常のケーブルが使えない場合ですね。細いケーブルで隙間を通すよりフラットケーブルを使うのが安心です。
私はLANケーブルは主にエレコム、次にサンワサプライやバッファローで選んでいます。エレコムは法人向けに信頼性の高いルーターやハブもあるので安心のメーカーです。
ケーブルはケーブルタイにテプラのラベルを貼り付けて管理しています。ケーブルの種類と接続先をプリントしておくとメンテナンスや余って取り外したケーブルを使い回すのに分かり易くて良いです。
テプラはPCとスマホ接続で小さな文字も見やすい高解像度のSR5900Pを使用しています。
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