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Synology DS923+を購入する前に検討したNAS

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Synology DS218からの取り替えで候補になったNAS

  • DS223
  • DS224+
  • DS423+
  • DS723+
  • DS923+

DS923+を購入する前に比較検討したSynology NAS DiskStatiuon DS223/DS224+/DS423+/DS723+/DS923+の違いを軽く紹介します。

この記事は「Synology NAS DS923+の購入レビュー」の補完記事となります。

DS223について

DS218の後継で最新モデルです。CPU性能が高くなりますがそれ以外は変わらず。

DS223価格が4万円するのにPlusシリーズとの機能差と性能差が大きいため候補にはならず。DS218は3万円しませんでした。

DS218jなどjシリーズからするとこれでもかなり快適に感じると思います。

DS224+について

DS218からの交換にはDS224+単純に性能アップで価格も他よりは低価格です。それでも5万円近いですね。発売が他よりも遅かったので2024年モデルという扱いになっています。

内部性能を上げたいという目的には価格的には最有力候補でした。

DS423+について

DS423+DS224+の4ベイモデル。ディスク3台や4台搭載でSHRはRAID5相当となり、容量増設とディスクの転送速度アップになります。

同容量がディスク2台のRAID1では1台分の容量が使用可能ですが、RAID5では搭載したディスクの数-1台となります。3台搭載すれば2台分の容量が使え、4台搭載すれば3台分の容量が使えます。RAID1でもRAID5でも、使用できない1台分の容量は故障に備えた予備となります。

DS423+ではベイ数の増加の他に、冷却ファンも増えて2つに、DS224+2はなかったSSDキャッシュ用のM.2 2280 NVMe SSDソケットが2つ付きます。保証も2年保証から3年保証にアップ。

M.2ソケットでSSDキャッシュが使えますが、LAN接続がHDD単体のデーター転送速度よりも低い1GbEなのでSSDキャッシュを使ったところで魅力が半減です。

DS223+とDS423+では増設のメモリスロットが1つで、初期搭載のメモリは交換できません。初期搭載のメモリ2GBに4GBを追加(最大6GBになる)可能です。メモリの種類はECCなしの一般的なSODIMMでDDR4-2666。

販売価格がDS423+は7~8万円ほどになりDS224+よりも価格が大幅アップしてしまうので悩ましいところ。

DS723+について

DS723+では2ベイモデルでもM.2ソケットと10GbEのLANカードに対応しているのが大きな魅力。販売価格はDS423+と同じぐらい。

初期搭載のメモリもメモリスロットでの接続で交換が可能。初期搭載は2GBのECCメモリですが、最大16GB x2枚の32GBに対応しています。メモリの種類がサーバー用の高信頼メモリ DDR4 ECC Unbuffered SODIMMとなっています。

M.2 2280 NVMe SSDソケットがSynology純正の対応SSDを使用した場合に、キャッシュではなくデータ保存のストレージとしても使用することができます。共有フォルダを作成して使用することができますが、DSMやパッケージのインストールなどに通常のディスクの搭載が必要です。純正のNVMe SSDはとても高価であるため、ディスク容量の追加という目的で使うものではありませんね。

オプションの拡張ユニットDX517を1台追加できます。SATA接続で5台のディスクを追加で搭載することができます。本体にSATAの2.5インチSSDを使って、DX517にHDDを使って容量とランダムアクセスの高速性を実現するのもアリですね。

DX517はSATA接続であるため、4ベイモデルでは本体よりもRAID5の速度アップが制限されてしまいますが手軽に容量を追加していけます。本体が2ベイのDS723+では本体側はRAID1になってしまうので、DX517の速度面の不利は気にならなさそうです。

オプションの10GbE対応の拡張LANカード E10G22-T1-Miniを接続可能です。追加するとLAN接続が最大10GbE対応(最大1250MB/s以下)になります。

DS923+について

DS923+DS723+同じ性能と機能で4ベイモデルで販売価格は9~10万円程。

標準搭載のメモリが2GBから4GBに増えています。初期搭載のメモリを外して16GB+16GBにする場合は無駄になってしまいますが、8GBや16GBのメモリを増設で空いてるメモリスロットを使うだけなら初期搭載のメモリが生かせます。

本体に2.5インチSSDを最大4台とDX517にHDDを最大5台搭載にすると速度と容量が生かしやすいですね。初めからディスク数を増やしたいのならば、本体のベイ数が多いモデルを選ぶのが性能も価格もよいです。

DS923+に決定

DS423+DS923+の2万円の価格差を考慮して、2.5GbE接続で使いたいのでDS923+にしました。

1Gbpsでは110MB/s程になり、これはHDD1台の速度200MB/sよりも遅いです。PCのストレージとしてもスマホからも使えるNASにフォルダを移動して使っているので、それなりに速度が欲しいところ。

10Gbpsにするのが良いのでしょうけど、PCのLANポートが2.5Gだし、10G対応のスイッチングハブは高いし、安物は発熱で壊れやすいし不安定で、ということでまだローカル環境の10G化は時期早々という感じで、PCとルーターの間に2.5GbEのスイッチングハブを増設してPCとNASとルーターを2.5GbE接続にしました。PCとルーターは元々2.5GbpsのLANポート搭載のものを使用しています。2.5GbEでは最大転送速度は300MB/s以下となります。この速度であればPC内蔵のHDDを使うのと同等の速度になります。

メモリは非純正のキングストンの16GB ECCあり DDR4-2666(KSM26SED8/16HD)を増設して快適。仮想化 VMは使わないので8GBの増設でも十分だったかもしれない感じですが、空き容量はキャッシュで活用されているので無駄ではありません。キャッシュは多いほど、システムやパッケージによる頻繁なディスクへのアクセスが抑えられる感じです。

DS224+からDS923+までの価格差は大きいのですが、中間の価格差は少ないために選ぶのがすごく悩みますね。

価格で妥協して中途半端に選ぶより一番良いものにしました。中途半端に妥協してしまうと、あとでやっぱり上のモデルにしておけば良かったとなりがちです。

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/G版は旧/JP版に相当するもので初心者ガイドとは別に目的別ガイドブック付きとなります。/G版でなくても日本正規品には基本設定の初心者ガイドがフルカラー日本語仕様が付属しています(DS923+で確認)。(日本正規品ではない平行輸入版は保証の面でも注意)

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