概要
LinkBuds S (WF-LS900N) は、左右独立型で軽くて装着感が良くそこそこ音質が良いですが、正しく装着ができていないと音質に悪い影響があります。ノイズキャンセルや外音取り込みの切り替えができるので日常使いに使いやすいイヤホンですがバッテリーの保ちが短いです。
3年使用してのバッテリーと感想と後継機
バッテリーを検証
検証条件
- BluetoothでスマホとPCに同時接続(マルチポイント)
- PCで再生(音量30%)/外音取り込みモード
- スマホの公式アプリ Sony | Sound Connect でバッテリー残量を確認(表示は“目安”)
バッテリー残量の変化(イヤホン本体)
使用開始からの経過時間です。
| 経過時間 | L側 | R側 |
|---|---|---|
| 1時間後 | 40% | 65% |
| 2時間14分 | 20%(バッテリー低下) | 44% |
| 2時間43分 | 7% | 20%(バッテリー低下) |
| 2時間48分 | 5% | 0%(停止) |
充電ケース側
- 100%充電のケースに、LRともに0%になったイヤホンを入れる
- 1時間後:LRともに100%、ケースは62%
3年後の感想
まず思ったのは、実際のバッテリー状態と残量表示が大きくズレてることですね。
数値だけ見るとR側の減り方が少ないですが、体感ではL側より先にバッテリーがなくなります。
それでもLinkBuds Sは、外音取り込みとノイズキャンセルの切り替えが簡単で、付けっぱなし運用が快適です。
集中したいときはノイキャン、話しかけられそうなら外音取り込み。外したり付けたりの手間が減るのが、日常用途でかなり使いやすいイヤホンです。
一方で、完全ワイヤレスは構造的に 小さいバッテリーを左右に分けて載せているので、構造上、バッテリーの持ちが悪くなります。
音量を上げてるともっとバッテリーの減りが早くなって2時間ぐらいでバッテリーが切れてしまうので、そろそろ買い替えどきですね。
LinkBuds S(WF-LS900N)の後継モデルについて
後継は「LinkBuds Fit(WF-LS910N)」
LinkBuds S(WF-LS900N)の後継モデルは、LinkBuds Fit(WF-LS910N)です(日本では2024年11月発売)。
WF-LS910Nは、WF-1000XM5と同じ「ダイナミックドライバーX」と「統合プロセッサーV2」を採用していて、上位モデルに匹敵する音質を実現しています。
上位モデルはWF-1000XM5
WF-1000XM5はノイズキャンセルに「QN2e」という専用のチップが使われているのでノイズキャンセル性能はWF-1000XM5が上となります。
どっちを選ぶ?
- ノイズキャンセルを最優先で騒音ストレスを少しでも減らしたい
- ノイキャン性能が高いWF-1000XM5のほうが安心。
- 軽さ・装着感・日常の使いやすさを重視
- WF-LS910Nは軽くて滑りにくい、価格が上位モデルよりも安い。
上位モデルのWF-1000XM5の後継WF-1000XM6がそろそろ発売になってもおかしくはないので、待てるなら発表を待つのもアリですね。
新発売のLinkBuds Clip(WF-LC900)について
新発売となる LinkBuds Clip(WF-LC900)は、耳をふさがないオープンイヤー系で、方向性としてはLinkBuds(WF-L900)に近いタイプです。
ノイズキャンセルは無く、外音は耳を塞がないのでそのまま聞こえるタイプです。
クリップで耳たぶ付近を挟む形なので、皮膚が弱い人は装着感を確認した方が良いですね。
クリップが弱いと外れやすく強いと挟まれて痛みやすくなる、この辺は 試さないと判断が難しいです。
1年使用してのトラブルと解決
- 充電がされてない!!
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1年経過すると充電トラブルが増えました。端子が汚れていると充電できないことがあります。イヤホン側とケース側の両方を掃除して、ケースにイヤホンを置いたときに上から軽く押すと充電できないトラブルが起こりにくいです。ケースも閉じたときに軽く押すのが良いです。なぜか、左側だけ充電がされていないことが多いです。バッテリーで電気が流れるので、濡らしたり端子をショートさせないようにお手入れに注意が必要です。細い綿棒でちょこちょこと‥。
- 片側のバッテリー容量の表示がおかしい
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右側の表示がほぼバッテリーが減らずにバッテリー切れが起こります。バッテリー低下のアナウンスが流れずにバッテリーが切れてしまうことも多いです。左側でバッテリー低下のアナウンスが流れてから右側が切れるので、左右のバッテリー容量のバランスは狂ってはいないようで、右側のバッテリー容量の検出がおかしいようです。
- 装着後に接続がされない、すぐに切れてしまう
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イヤホンを装着したときにスマホに接続がされないことがあります。ケースに収納して蓋をして、取り出して装着し直すと接続されます。2台の機器と同時に接続が有効なときに起きやすい感じです。
- バッテリーの減りが早い!
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これは購入から半年ぐらいで気になっていることですが、設定によっては最初からバッテリーの減りが早いです。左右独立型の完全ワイヤレスのイヤホンでは、まだ高音質機能を使っても持ちが良い製品は無さそうですね。
Bluetooth接続品質を「接続有線」(コーデックがLDACではなくAACになる)にして、2台の機器と同時に接続を「無効」にして、イコライザやオプションの機能を使わなければ、ノイズキャンセルを使っていてもそれなりに保つ感じです。高音質設定や有効にする機能が多いほどバッテリーの減りが早くなります。
完全ワイヤレスイヤホンは2つの製品を交互に充電しながら使うとバッテリー切れを気にせずに使えて最強になりそうです。自室で使うならバッテリー容量が大きいヘッドホンの方が良いですね。
LinkBuds S (WF-LS900N) の良いところと悪いところ
LinkBuds Sの良いところ
- ノイズキャンセルと外音取り込みモードの切替ができる
- 左右独立しておりケーブルの煩わしさがない
- コンパクトながら音が普通に良い
- 左右の本体のタッチ操作を選んで割り当てができる
- 2つの機器に同時に接続が可能でスマホアプリで再生する機器を選択できる
LinkBuds Sの悪いところ
- バッテリーが小さい
- バッテリーが左右独立しており減り具合に偏りがある
- タッチ操作で割り当てのできる機能が左右で1つずつのみ
- 耳穴にジャストフィットさせないと音質とノイズキャンセルが悪くなる
LinkBuds Sの感想
改善の余地はまだたっぷりありますが、日常使いにとても使いやすい完全独立型のワイヤレスイヤホンです。
LinkBuds Sのバッテリーは小さい
小型で軽くて装着感は良いのですが、バッテリーの持ちが悪いです。ノイズキャンセルや外音取り込みを使いながら音質も重視すると、使用できるのは4時間ぐらいとなってしまいます。
問題なのは左右独立しているためバッテリーの減り方に偏りが発生して、ステレオイヤホンとして使用できる時間はノイズキャンセルがON時の公称値の6時間よりだいぶ短くなってしまうことがあります。使い方によっては2~3時間でバッテリー切れとなります。
LinkBuds Sの充電ケース
専用の充電ケースから取り出して装着したときに、電源が入らずに(装着したときに切れてしまう)音が流れないときがたまにあります。その場合はケースに入れて蓋を閉じて、再度取り出すことで正常になります。
ケースに収納したときに、充電されてないときがあります。本体とケース側の端子が汚れたりゴミが付着しないように注意必要です。汚れやゴミが問題なくても充電されにくいときは、本体を上から軽く押してから蓋を閉じると大丈夫だったりします。
耳に装着するときに接続が切れてしまい再接続ができないことがありますが、その場合はケースに一度入れて、再度取り出して装着すると解決します。
PCとスマホを接続
PCとスマホを接続している場合、アプリで接続を固定していないと、音が出る度にPCとスマホで何度も切り替わりが発生してしまいます。
2台の機器からの同時再生には対応していません。2台接続で着信の待受が可能です。
音楽を連続で再生している場合は気にならないのですが、再生していない待機中では接続が頻繁に切り替わるのが煩わしいです。スマホのアプリで接続機器を固定するか、再生させない方の接続を切る必要があります。
タッチ操作に機能の割り当て

本体のタッチ操作は私は左に外音コントロール(ノイズキャンセルと外音取り込みの切替)、右に再生コントロール(再生と停止)にしています。2つの機能しか割り当てができないので、音量操作はスマホやPCなどの接続先の機器側で操作します。本体のタッチ操作での音量変更はやりにくいです。
音質とノイズキャンセル
音質は素晴らしいと言うほどでもないけれど良い方です。
集中するときはノイズキャンセルで、移動するときや話しかけられたときは外音取り込みにすることでイヤホンを外す必要がなくとても使いやすいのです。
外側のマイクはメッシュで風を低減する構造になっています。扇風機などの風が当たり音に影響するのを防いでくれます。内側用にマイクも搭載されており、イヤホンを耳にはめ込むとありがちな音の反響や圧迫感が低減されて自然な聞き心地になっています。
このイヤホンの他にShure SE-535も使用していますが、イヤホンを使うときはほぼLinkBuds Sになっています。LinkBuds Sのバッテリーが切れたらケーブル接続のShure SE-535を使用する感じです。Shure SE-535のBluetoothケーブルも保っているのですが、Xperia1 IIIにイヤホン端子があるので、BluetoothならLinkBuds Sを使い、Shure SE-535はイヤホン端子接続で使っています。
LinkBuds Sは正しい装着が重要



LinkBuds Sの音はかなり装着感に左右されます。慣れるまでスマホのアプリで「最適なイヤーピースを判定」で正しく装着できているかを確認した方が良いです。
装着が正しくできていない状態では、ノイズキャンセルを使用してても外の音が聞こえてしまう、低音がスカスカで音が悪い、と感じる原因になります。
正しく装着していても外の音を感じるのはノイズキャンセル機能の限界です。外音を完全に消すことはできないですし、ノイズキャンセルが機能していても外から流れてくる音と言うよりも振動が体を伝って音のように感じる影響が大きいです。
コンプライのイヤーピースについて
イヤーピースはコンプライの200シリーズを使うことができますが、純正の方が正しく装着がしやすく音が良いです。コンプライのウレタンフォームのイヤーピースは柔らかくて装着感が良くてノイズキャンセルを使わなくても外の音が弱くなるので好きなのですが、LinkBuds Sとの相性はあまり良くない感じです。
「最適なイヤーピースを判定」で正しく装着できていないことが多いので使うのをやめました。
アースブルーのデザインが素晴らしい
アウスブルーのモデルのみ、環境に配慮した再生素材にウォーターボトルの再生素材を混ぜで作られた青いマーブル模様で清涼な感じのデザインで、1つ1つが異なる模様となっています。
デザインに惚れてアースブルーを選びました。
充電ケースはバッテリー搭載


ケースのランプは充電が完了していると緑色、バッテリーが減っていると赤色で点灯します。蓋を閉じると消灯します。
充電ケースにはバッテリーが搭載されています。落としたり圧力が掛からないように取り扱いには注意が必要です。最悪の場合、バッテリーが爆発する恐れがあります。日本メーカーであってもバッテリーを痛めるのは危険です。
上位機種のWF-1000XM5とLinkBuds S(WF-LS900N)
新しく発売されたWF-1000XM5が音質とノイズキャンセルが上ですが、外音取り込みの自然さと軽い装着感はLink Buds Sの評判が良いですね。
WF-1000XM5のバッテリーがLinkBuds Sよりも良くなったいて、連続通話時間がNCオン時に最大3.5時間(LinkBuds S)から6時間(WF-1000XM5)に伸びています。使い方によってこれよりも短くなることを想定しても2~3時間だったのが4時間ぐらい保てばかなり実用上の差は大きいと思います。ただ、価格差が結構大きいです。
旧モデルのWF-1000XM4は安くなっていてLinkBuds Sよりも音質とノイズキャンセルが良くても外音取り込みと装着感が劣りバッテリーの劣化が早くて評判が良くないです。
価格や外音取り込みと軽さを重視するとLinkBuds Sが最良で、音質とバッテリー重視ならWF-1000XM5が最良ですね。







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