エレコムのナトリウムイオンバッテリーを買ってみた
バッグに入れて外に持ち出すモバイルバッテリーを安全性の高いナトリウムイオンバッテリーに変えました。



エレコム DE-C55L-9000BKの特徴
ナトリウムイオン電池を使ったエレコム DE-C55L-9000BKはPD45Wという高出力でバッテリーの充放電回数は5000回、バッテリーを出力しているときの使用温度範囲は-35℃~50℃に対応しています。
※ 条件によっては使用温度範囲内であっても出力が低下したり停止する場合があります。
一般的なリチウムイオンでは高温になりやすいため、コンパクトなモデルでは出力がPD25W以下に抑えられているものが多いです。また、充放電回数は500回で2~4年で取り換え時となります。
Anker PowerCore 10000 PD Reduxとの比較

| Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W | ELECOM ナトリウムイオン電池 DE-C55L-9000BK | 比較 | |
|---|---|---|---|
| 購入時期 | 2023年4月 | 2026年1月 | 新しい |
| 価格 | 4,490円 | 9,072円 | 202% 高い |
| 容量 | 10000mAh 37Wh | 3.0V/9000mAh 27Wh | 73% 小さい |
| 大きさ | 約 52 x 27 x 107 mm | 約 87× 31 x 106 mm | 190% 大きい |
| 重さ | 約 194 g | 約 350 g | 180% 重い |
| USB-C PD出力 | 最大 25W | 最大 45W | 180% 大きい |
| USB-A 出力 | 5V 3A、9V 2A、12V 1.5A | 5V 3A、9V 2A、12V 1.5A | 同等 |
| A+C 合計出力 | 最大 15W | 最大 20W | 良い |
| くり返し使用回数 | (500回) | 5000回 | 1000% |
| 使用温度範囲 | (動作温度 0~40℃) | 放電時(出力):-35℃~50℃、 充電時(入力):0℃~40℃ | 良い |
| 出力ポート | USB-C + USB-A | USB-C + USB-A | 同等 |
※Ankerの繰り返し使用回数と使用温度範囲はこの製品の仕様としてではなくAnkerのリチウムイオンバッテリーとして公表されているものです。
ELECOM ナトリウムイオン電池 DE-C55L-9000BKは、リチウムイオンバッテリーの Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W よりも大きさと価格が2倍ぐらいの差があります。
しかし、バッテリー自体の寿命は500回から5000回に10倍になっています。実際にはバッテリー自体の劣化よりもモバイルバッテリーとしての制御回路の故障などの方が早く来そうです。
また、メーカーによって試験条件が異なるため、数値を優先させるメーカーと信頼を重視するメーカーで同じ数値でも実際は大きく変わることがあります。
ナトリウムイオンは寒くても暑くても安定した出力が可能で動作中に熱くなりにくいので事故が起こりにくく安心です。
同じ容量ならば、リチウムイオンよりも大きくて重いのが弱点となっています。
2026年2月現在、ELECOMのDE-C55L-9000BKは品不足で、エレコムダイレクトショップでは同等の製品のEC-C27LBKが7140円として販売されています。モバイルバッテリーとしての大きさや仕様は同じです。
※販売価格は変わることがあります。
大容量ならリン酸鉄リチウムイオンバッテリー
ナトリウムイオンのバッテリーは大きくて重くなってしまうので大容量化には向きません。
容量が欲しい場合はリチウムイオンを使いやすく改善したリン酸鉄リチウムイオンのバッテリーが増えてきました。
ELECOM DE-C41-30000BKなら30000mAh
2倍の重さで容量は3倍!複数のモバイルバッテリーを持ち歩くよりも負担が少なくなります。
くり返し使用回数がナトリウムイオンが5000回なのに対して、リン酸鉄リチウムイオンでは1000回になってしまいます。それでも一般的なリチウムイオンの500回よりも2倍の高寿命です。
容量を抑えて小さくて軽い12000mAhモデルも販売されています。
| DE-C41-30000BK | DE-C39-12000BK | |
|---|---|---|
| 参考価格 | 14,900 円 | 6,980 円 |
| 容量 | 3.2V/30000mAh 96.0Wh | 3.2V/12000mAh 38.4Wh |
| 大きさ | 幅約92.2mm×奥行約42mm×高さ約181mm | 幅約78mm×奥行約17mm×高さ約159mm |
| 重さ | 約760g | 約310g |
| USB-C PD出力 | 最大 45W | 最大 20W |
| USB-A 出力 | 5V 1.5A | 5V 2.4A |
| A+C 合計出力 | 最大 52.5W | 最大 20W |
| くり返し使用回数 | 1000回 | 1000回 |
| 使用温度範囲 | 放電時(出力):-10℃~40℃、 充電時(入力):0℃~40℃ | 放電時(出力):-10℃~50℃、 充電時(入力):0℃~40℃ |
| 出力ポート | USB-C + USB-A | USB-C + USB-A |
DE-C41-30000BKは大容量で出力が大きい代わりに、安全に使用できる温度範囲が40℃までになっています。
DE-C39-12000BKは出力が最大20Wまでになってしまいますが、50℃まで対応できます。
モバイルバッテリーのリコールについて
現在大きな問題になっているリチウムイオンのモバイルバッテリーのリコール品による火災事故は、モバイルバッテリーの中に搭載しているバッテリー自体(セル/電池)が不良品というものがあります。
同じ問題のあるバッテリー(製造している工場と製造時期、製造ライン)を採用してるすべてのモバイルバッテリー(モバイルバッテリーとしてのメーカーは問わず)で同じ問題が起きる恐れが高いものです。
この場合はモバイルバッテリーに搭載されている安全回路や出力制御などとは関係なく、中身の電池が問題を起こす不良品であるということに注意してください。
リコールには他の問題によるものもあるので、リコール製品は事故が起きる恐れが高いことが分かっている製品であるため、所有しているモバイルバッテリーのメーカーや販売サイトで問題のある製品でないかを確認しましょう。
モバイルバッテリーはリコールに対して速やかに対応を取ってくれる信頼のあるメーカーの製品や、購入した製品にリコールがあればメール等で連絡をくれるなどのサポートの良い販売店での購入をおすすめします。


コメント
日本語の文章でないと受け付けません。コメントはすぐには公開されません。(スパム対策)